2018年が始まりました。
年末から今年にかけて、幸先良いスタートとなる物件に取り組んでました。
自身初の規模となる178坪のアスファルトシングル葺き。
勾配4寸の切妻屋根。換気棟は5箇所。ステンレスビス4本留め。
元請けさんの研修生を引き連れての出張旅。
東京から約160km離れた長野県は軽井沢の新築物件。以前に「新築はもうやらない」みたいな
こと書いてましたが、こういうのはまた話が違うので請けちゃいます。
だってそんな広い屋根、やったことなくて想像つかなくて面白そう!しかありません。
朝はマイナス8度、日中は日がさせば3度とかの気温の中で仕事するのも初めての体験。
最近の作業服は進化していていいですね。
熱を逃がさない素材を使って薄いのに暖かいのがたくさんあります。お値段もリーズナブル。
この物件のために近くのホテルに連泊しての仕事。元請けさんのベトナム人研修生も一緒です。
天気次第の仕事になってしまうので、晴れていれば連日作業です。
疲れもたまって来ますが、宿泊先の大浴場が疲れを取ってくれるので元気が続きました。
浴槽に今は法律で採取が禁じられている北投石を使っていて、そこから発せられる微弱な放射線
が作用するのか、ポカポカと身体が温まり、ほぐれました。
ベトナム人研修生と一緒に入ろうかと思ったら、彼らの国には他人同士が一つの浴槽に入る文化
がないので「人前で裸は恥ずかしいのでは一緒には入りません」と言います。
彼らが大浴場に入ったのは最終日の朝でした。
ベトナム人研修生は本当に頑張ってくれました。
いい雰囲気のまま最後まで施工ができたのは、
真面目に頑張る姿勢がお互いに作用していたのだと思います。
褒めるとさらに彼らはスピードアップ。
チームの生産性はグーンと向上して、予定の工期を一日短縮できました。
そういうのは本当に気持ちがいいですね。
というわけで、屋根屋としては幸先の良い今年のスタートとなりました。